先日お会いした社長はユニークな商品を開発していました。一種の枕ですが、単に安眠用ではなく、肩こりに効くという効果があるそうです。

肩こりは、自分も含め、多くの日本人が困っていることの1〜2番めくらいに位置づけられるので、ほんとうに効果が高いのであれば画期的な商品です。

ただ、残念だったのが商品のポジショニングをよく理解していなかったことでした。この枕は寝具として使用しないのに通常の枕との比較の見していました。本来であれば、この枕が持つ効果(肩こり解消、リラクゼーションなど)をもっと訴求すべきです。

もし、肩こりの防止・解消用グッズとして売り出すのであれば競合商品として首をストレッチする商品とか、マッサージをする商品との比較をしなければなりません。でも、そういった観点が不足していて、単に大学で検討してもらったところ方の血流が良くなったとか、リラックス効果が認められたという程度に留まっていました。

やはり、機能的な商品はその効果を絞り込んで明確に示すべきです。例えば、肩こりが解消できたという実証データや使用者のアンケートを示すのです。そのほうが一般受けしやすく売りやすくなります。

さらに、競合商品との比較検討は重要であり、競合品と比較して優れた点を示さなければなりません。競合品よりも優れていないものは売れないからです。

自社の開発商品について知ることは非常に重要ですが、商品を知るということは商品そのものについてのみ知るのではなく、世の中にある類似商品・競合商品との比較をした際に、どのようなポジションを取るかという点が非常に重要です。ポジションがわかれば販売戦略やその後の商品開発戦略を立てることが容易となるからです。